2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

五十三候 小雨ときどきふる

秋から冬にかけて、京都盆地の北部には北山時雨がよく降ります。 そんな時にたまたま鴨川を通りがかり、北山の方角を眺めると 山々が霧雨に煙って、ぼんやりとした雨のフィルターがかかっている ようです。 文字通り、時雨と言われるように、さーっと通り雨…

五十二候 霜始めて降る

寒い地方ではもう霜が降りているのでしょうか。 京都では数日前は朝夕に急に冷え込んで、暖房が欲しい程でしたが 昨日今日はまた暖かくなって、ダウンジャケットを着た寒がりの人 がいるかと思えば、タンクトップの元気な人もいたりして、こちら のクローゼ…

五十一候 蟋蟀戸にあり

蟋蟀はコオロギともキリギリスとも読めるようです。 家の中で何か物を動かした時に思わぬ所からコオロギが飛び出して くる事があります。リー、リーと鳴いていたのは君だったの!と思う ような小さな虫ですが、ラストエンペラーという映画の中では、 コオロ…

五十候 菊花開く

この場合の菊は栽培菊のことでしょうね。 これからあちこちで菊花展も開かれます。 こんなことを書くと菊の愛好家から怒られそうですが、 厚物というのでしょうか、頭でっかちの大きなモコモコ とした大輪菊があまり好きになれません。 菊にしても、金魚にし…

四十九候 鴻雁来る

あいにく京都市内では「鴻雁」を京都市動物園以外では見た事が ありませんが、お隣の琵琶湖では、9月20日にもうヒシクイが飛来 したというニュースが届いています。今年は2週間早いとか。 雁といえば、落雁という和菓子の由来は、昔の製法では胡麻を散ら し…

四十八候 水始めて涸る(みずはじめてかるる)

水が涸れる時期とすれば、夏の日照りの時ですが、どうやら 七十二候では、川の水量が減るという意味ではなく、稲の収穫 の為に田の水を抜くいう事らしいです。 黄金色の稲の穂が重く実っている光景は、沢山の手間と苦労を 考えると、お米を丹精込めて作る農…