2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

六侯 草木萌動 (そうもくめばえいずる)

このごろ、やっと三寒四温が実感出来るようになって来ました。 厳しかった冬の寒さで、例年ならとっくに咲いているはずの庭の早咲きの紅梅も まだ三分咲き位でしょうか。 野山の樹もまだ固い小さな冬芽のままのものが多いようですが そんな中で先日、馬酔木…

五侯 霞初めてたなびく

霞(かすみ)という言葉は靄(もや)や霧(きり)とどう違うのか、 春は霞、秋は霧ということでしょうか。 春の山裾に低くたなびいている情景が目に浮かびます。 もうしばらくすると、野山に山桜の咲く花霞も楽しみです。 ちなみに京都の大原には小野霞とい…

四侯 土の脉潤い起こる (つちのしょう うるおいおこる)

二十四節気は雪から雨に変わる雨水となりました。 ちょうど今朝の京都には雨が降っています。 凍りついた地面もやがて解け始め ぬかるみとなることを春泥と言うのだそうです。 洛北の漬物にするすぐき菜を収穫したあとの畑に 寒の間に堆肥が入れられているの…

三侯 魚氷をいずる

底冷えのする京都でも厚く氷の張ることはほとんどありませんが、 冷え込んだ朝など池にうっすらと氷が張っているときがあります。 こんな時は魚は水底にじっとしているのでしょうか。 ベルリンに行った人が、真冬には川が凍って歩いて渡れる程だと話していま…

二侯 うぐいす鳴く

鶯は用心深い鳥なのでなかなか姿を現してはくれませんが、 そのさえずりを聞くと、寒さのなかでも春がぐんと身近に感じられます。 梅に鶯ということで、北野天神に梅の花を探しに出かけてみました。 境内の梅園はまだまだ蕾のままの木がほとんどでしたが 中…

一侯 東風凍を解く(はるかぜこおりをとく)

2月4日は立春 今日から七十二侯がスタートします。 春風が氷を溶かすように春の気配が漂い始め、 寒さの厳しい中にも光の春が始まっています。 立春の前日は節分ということでセツブンソウを探しに 京都府立植物園へ。 まだ咲き始めたばかりのようでしたが、 …