2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

二十四侯 麦秋至る

麦が実る季節ということですが、梅雨のある日本では栽培するにはなかなか難しかったようです。 それでも弥生時代にはもう栽培されていたということですから、八十八もの手間がかかると言われる お米に比べれば、中東発祥の麦は適地であれば栽培しやすいので…

二十三侯 紅花栄う

紅花の咲く頃とありますが、少し早いような気がします。 時々切り花として花屋の店先に並ぶこともありますが、アザミのように刺がチクチクと痛いので、 この花を摘むのは苦労が多いことでしょう。 末摘花という別名で思いだすのは源氏物語に登場するお姫様。…

二十二候 蚕起きて桑を食う

今は蚕を見る事などなくなってしまいましたが、 たまに山の中で緑色の繭が枝に付いているのを見かけます。 野蚕というのでしょうか、この繭で作った織物は希少価値があって 高価なのだとか。 現在は殆ど野生の蚕から作ったものは出回っていないと聞きました…

二十一侯 竹の子生ず

筍なんてもうとっくに竹になっている季節なのに、この七十二侯は少し納得 できません。 まあ、孟宗竹はもう筍の旬は過ぎてしまいましたが、これから出てくる真竹 の筍はほっそりスマートでさっと茹でてすぐに食べられるので重宝します。 ちなみに自宅の近く…

二十侯 みみず出ずる

遅まきながら、ごそごそとミミズが土の中から出てくる季節。 ミミズはただのチューブみたいで捉え所がありませんが、 しかしミミズは偉い! 私は花を作っているので、土の中にミミズを見つけるとうれしくなります。 しかも、渓流釣りに行く時にはりっぱな餌…

十九侯 蛙始めて鳴く

端午の節句ですね。もう暦の上では夏となります。 子供の頃、オタマジャクシを捕まえて、蛙になるまで飼っていた時の事を 思い出します。 小さな後ろ足が出て来て、しっぽがだんだんなくなり、蛙らしい顔つきに なっていくのが不思議で、やがて水の中から出…