二十三侯 紅花栄う

紅花の咲く頃とありますが、少し早いような気がします。
時々切り花として花屋の店先に並ぶこともありますが、アザミのように刺がチクチクと痛いので、
この花を摘むのは苦労が多いことでしょう。
末摘花という別名で思いだすのは源氏物語に登場するお姫様。
ブサイクで鼻が赤いのでこんな名前になっていますが、気立ての良さを光源氏に愛されました。
かっては花の赤い色素は染色や口紅として使われましたが、退色しやすいのと科学染料に押されて
今では少ししか出回っていないとのこと。
とはいえ、サフラワー油としてはスーパーに並ぶ人気商品となっています。
種を貰って播いてみましたが、結局発芽せず、蒸し暑い京都では育ちにくいのかもしれません。



京紅「象」さんのHPから