2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

七十二候 鶏始めてとやにつく (にわとり はじめてとやにつく)

春の気配を感じて、鶏が卵を産み始める時期だそうです。 卵と言えばスーパーで売っているパック入りの卵しか見た事がない 人も多いかと思いますが、田舎では鶏を飼っていた家も、昔は多か ったのでしょうか。 もう随分昔の話になりますが、京都の藤ノ森にあ…

七十一候 水沢氷つめる(さわみずこおりつめる)

沢に氷が厚く張り詰める季節という、一年の内で一番寒い 頃ですね。 京都市内では厚い氷が張ることは殆どありませんが、数年 前のちょうど今頃、洛北の源光庵に行った時は、手水鉢に 2cm程の氷が張っていました。 冬のお寺は本当に凍えるような寒さですが…

七十候 蕗の華さく (ふきのはなさく)

朝、雨戸を開けると雪景色でした。 昨日はいつもと違う底冷えの寒さでしたので、普段なら すぐに部屋の暖まるペレットストーブを焚いていても なかなか室温が20度に届きませんでした。 一年で一番寒い時期、地中の中からは気の早い植物達が 地表に顔を見せ始…

六十九候 雉始めてなく

ちょっと待って、こんな寒い時にはまだ雉は鳴かないのでは? あの独特のケーン、ケーンという大きな声は以前に住んでいた 比叡山の麓では春によく耳にしました。 何年か前、修学院離宮の横を流れる音羽川の川岸から急に雉 が飛び立ち、塀を越えて離宮内に飛…

六十八候 泉水温をふくむ (しみず あたたかをふくむ)

湧き出る水が暖かさを増すという季節。 実際には、地下水はほぼ一年中同じ水温だという 突っ込みはさて置いて、水が暖かく感じるというのは 確かですね。 京都盆地の下には琵琶湖に匹敵する程の地下水脈 があるという話を聞いても、そんなアホな!と、俄か …

六十七候 芹乃ち栄う(せりすなわちさかう)

七草粥にも入っている芹ですが、野生の芹は京都市内ではもう ほとんど見つけられないのではと思っていました。 が、京都御所の中を流れる出水の小川に芹が生えていました。 子供の頃の西京区の祖母の家の傍には田圃が広がり、横を流 れる小川には芹が茂って…