2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

六十六候 雪下りて麦伸びる

晩秋に蒔いた麦の芽が雪の下で伸びるという季節らしい のですが、京都の盆地の中に住んでいると、そんな光景 に出会った記憶がありません。 京都駅から東に行く途中、車窓から麦畑らしい光景を見 た記憶はあるのですが、あれはどこだったでしょうか。 粉にさ…

六十五候 さわしかの角おつる

「さわしか」というのはヘラジカを指すらしいのですが、 ニホンジカの角が落ちるのは春だったでしょうか。 ちょっと記憶が曖昧です。 余談ですが、先日「メリダとおそろしの森」というアニメを 見た時に、まるでもののけ姫に出てくる神鹿にそっくりの 大鹿が…

六十四候 乃東生ず(なつかれくさしょうず)

六月に「乃東枯る」と出ていた乃東(なつかれくさ)のウツボグサが 再登場しました。 食べられる訳でも、薬草でもないのに、昔の人はなんでこんなに、 この小さな野草が気になるのか不思議です。 冬に向かって地上の草が枯れていく中で目に付いたのでしょう…

六十三候 さけの魚群がる

一説には、ハヤやオイカワの様な川魚を指すとも言われます。 京都の由良川には鮭が遡上するそうですが、山に囲まれた盆地 を流れる鴨川や、高野川、宇治川、桂川には鮭は来ません。 そのかわり、川魚がよく釣れます。特に宇治川の寒バエ釣りは 有名です。 ち…

六十二候 熊穴にこもる

熊に出会った経験はありませんが、熊の仕業とおぼしき爪痕のつい た木を 京都と福井の県境にある京大の芦生演習林で見かけた事が あります。 秋の黄葉が見事な時で、テントを張る場所を探していた時でした。 森の中で熊と鉢合わせしなどしたくはありませんが…

六十一候 閉塞冬となる (そらさむくふゆとなる)

紅葉も残り少なく、観光客の賑わいの途絶えたこの頃は、 年末の慌ただしさまで、ほんの短いひと時ではありますが ほっこりとした気分になります。 人の多さに外出を控えていた所をゆっくりと見て回れる様 になるのも、今の時期ならではですね。 この頃、西高…

六十候  橘始めて黄ばむ

ミカンが美味しい季節になりました。 自宅では垣根の代わりにミカンやレモン、キンカン、柚子などを目隠し に植えています。 肥料も水もやらないまったくの放任栽培ですが、今年はなぜか大きく 甘いミカンが沢山なりました。酸味もきいていて、少し野性味の…