2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

四十七候 虫かくれて戸をふさぐ

ちょっと早すぎるのではありませんか!と言いたくなるほど、まだ虫達も 蜘蛛もヤモリも元気です。昔の人は気が早いですね。 それでも朝晩はめっきり涼しくなって、庭仕事が楽になりました。 でも油断していると、温度が上がる昼間には、子孫への生き残りをか…

四十六候 雷乃ち声を収む(かみなりすなわちこえをおさむ)

今年の夏の終わりに自宅にいた時、地響きのする程大きな雷鳴を聞きましたが、 どこか近くの山に落ちたのでしょうか。 空に稲妻が走り、雷鳴が鳴り響けば、まして訳のわからない昔の人々はどんなに 恐れおののいたことでしょう。これはきっと神様の仕業だと思…

四十五侯 玄鳥去る(つばめさる)

京都の南、宇治川のほとりに観月橋という風流な地名があります。 今は車の渋滞名所となっていますが、昔は月見の名所だったのかも しれません。 数年前にここでお月見の会に参加した時、丸いお月様を眺めながら 宇治川の堤をそぞろ歩き、その後美味しい伏見…

四十四侯 鶺鴒鳴く(せきれいなく)

改めて初秋の候に入れなくても、鶺鴒は普段から鳴いている様な気がしますが 今頃はよく鳴くのでしょうか。 身近な鳥ですが、セグロセキレイは日本固有種とのこと。 ちなみに鶺鴒という漢字、自慢ではないですが、いきなりは書けません。 翡翠も鴛鴦も無理。…

四十三侯 草露白し

昼間は夏の名残が残っていても、もう朝夕は秋の風情です。 数年前、夏の終わりにキャンプした時、朝早く目が覚めて、テントから 出てみると、草地に一面の露が降りていました。 今でもその時の足元を濡らす露の冷たさの感触を思い出します。 草の露と言えば…

四十二侯 禾乃ちみのる (こくものすなわちみのる)

夏の暑さは稲の実りを早めるようで、もう早稲の田には黄金色の稲穂が 風になびいています。 私の住む地域はまだ村の面影が残る地域で、田畑が多く残っていますが 街から移り住んだ時に少しカルチャーショックを受けた事を思い出します。 農村にとっては、他…