六十五候 さわしかの角おつる

「さわしか」というのはヘラジカを指すらしいのですが、
ニホンジカの角が落ちるのは春だったでしょうか。
ちょっと記憶が曖昧です。
余談ですが、先日「メリダとおそろしの森」というアニメを
見た時に、まるでもののけ姫に出てくる神鹿にそっくりの
大鹿が、同じような場面展開で出て来たり、青い鬼火が
コダマに何となく似ている様で、この映画は宮崎駿の影響を
受けているのではと勝手に想像しています。
鹿は日本では神様の使いとして、奈良や宮島では大事に
されていますね。
奈良の鹿は鹿せんべいを手に持っているとお辞儀をして、
おねだりしますが、じらしたりすると、時々頭突きをして
催促するので注意が必要です。
京都の山に隣接する市街地で鹿を見かける事が時々あります。
猟をする人も激減していますし、鹿が増え過ぎて山では下草
若木が鹿の食害を受けている所も多くなっているそうです。
鹿はまだまだ一般的に口にする機会はそんなにありませんが、
京都大学カンフォーラという食堂のレジに鹿カレーが置いて
あった記憶があります。
最近では京都府立植物園でも同じカレーのメニューがあると
聞きました。
一度食べてみようと思っています。




鹿 竹内栖鳳