五侯 霞初めてたなびく

霞(かすみ)という言葉は靄(もや)や霧(きり)とどう違うのか、
春は霞、秋は霧ということでしょうか。
春の山裾に低くたなびいている情景が目に浮かびます。
もうしばらくすると、野山に山桜の咲く花霞も楽しみです。
ちなみに京都の大原には小野霞という季節の現象があるらしいのですが
早朝に現れるということで、まだ見たことはありません。
その昔、働き者の大原女なら見ることが出来たと云われています。
今は春の訪れと共に、杉花粉やら、お隣の国からのありがたくない
PMなんとかの微粒子やら、困ったモノが流れ始めていますが、
結局「一蓮托生」な訳ですね。

左京区 比叡山の麓から北山を望む