四侯 土の脉潤い起こる (つちのしょう うるおいおこる)

二十四節気は雪から雨に変わる雨水となりました。
ちょうど今朝の京都には雨が降っています。
凍りついた地面もやがて解け始め
ぬかるみとなることを春泥と言うのだそうです。
洛北の漬物にするすぐき菜を収穫したあとの畑に
寒の間に堆肥が入れられているのを見かけますが
園芸家も春に備えて土作りにいそしんでいる頃ですね。
沢山の落ち葉を見ると堆肥に見えてきたりするのは
かなり重症のガーデナーにちがいありません。
ふり返って、自分に当てはめれば、今まで生きて来た中で
ちゃんと自分のための肥やしを入れていたかというと
うかうかと時を過ごして、痩せた土のままのような気がします。
今からでも間に合うでしょうか。


左京区 岡崎公園