三侯 魚氷をいずる

底冷えのする京都でも厚く氷の張ることはほとんどありませんが、
冷え込んだ朝など池にうっすらと氷が張っているときがあります。
こんな時は魚は水底にじっとしているのでしょうか。
ベルリンに行った人が、真冬には川が凍って歩いて渡れる程だと話していましたが、
温暖な京都の賀茂川方丈記にあるとおり、行く川の流れは絶えずして、
とどまることはありません。
橋の上から川を眺めると、小魚がキラキラ群れて泳いでいたり
時にはびっくりするほど大きな鯉がゆったりと泳いでいたり、、、
水温む頃、出町柳の川辺では、子供も、大人も、恋人達も
川に集う風景が見られます。
京都に賀茂川があって、ほんとに良かったと思えてきます。


下京区 京都水族館のメダカ