五十三候 小雨ときどきふる

秋から冬にかけて、京都盆地の北部には北山時雨がよく降ります。
そんな時にたまたま鴨川を通りがかり、北山の方角を眺めると
山々が霧雨に煙って、ぼんやりとした雨のフィルターがかかっている
ようです。
文字通り、時雨と言われるように、さーっと通り雨になることが多く、
その後日が差したりすると、思いがけず大きな虹が掛ることもあります。
これからどんどん日が短くなって寒さも増す季節ですが、ほんわかと
気持ちの晴れる虹のひと時は、自然からの贈り物ですね。


雨の北山