五十九候 朔風葉を払う(北風木の葉をはらう)

毎年、驚くほどの落ち葉を払い落として、寒さに備える木々。
自宅のすぐそばに椋や欅の大木があるので、晩秋は落ち葉掃きが
日課となります。
道行く人の中には、大量の落ち葉を掃く私をねぎらってくださる方も
おられます。
確かに面倒だと思う気持ちも少しありますが、これも運動と思えば
苦にもならなくなります。
ただ、最近は鷺が枝で休むようになって、道路に白い置き土産が
落ちている事もしばしばです。
良いことと困ったことを比べてみれば、夏の日蔭、小鳥の囀り、
秋の美しい黄葉と、やはりありがたいことのほうが多いことに気
付きます。
もう一つありました。落ち葉で焼く焼き芋!
ブスブスと燻っている焚火で焼く焼き芋はほんとに美味しいです。
風流な落ち葉の話にしようと思っていたのに食い気の話になって
しまいました。


左京区 曼殊院