五十八候 虹蔵不見(にじかくれてみえず)

北山時雨の季節も過ぎ、日差しも弱くなって、虹に出会うことも
めったになくなります。
寂しい気分の漂うこの頃は、七十二候にももう少し気持ちの上向
くような、例えば、山葡萄の紫とか、茶の花の白とか、木に残る
柿の赤とか、そんな彩のある言葉が欲しいですね。
店頭に並ぶ秋の恵みも、残り少なくなって来ました。
そういえば今年は栗も松茸も食べていませんでした。
もちろん、松茸はいつも貰い物でしか味わえませんが。
もう街にはクリスマスソングが流れていますね。


鴨川 出町柳