三十候 半夏生ず

七十二侯では半夏はカラスビシャクという植物のことをさしているようです。
同じ名前でハンゲショウという植物が丁度今頃が見頃です。
木と草との違いはありますが、半夏生と感じがよく似たマタタビという植物も
今の時期に葉が白くなって、緑の中でよく目立ちます。
あの猫にマタタビの諺の木ですね。
ハンゲショウ建仁寺天竜寺など、お寺の庭園の水際に植えられてるのを
見かけますが、白い花の様な葉が涼しげで日本庭園によくマッチします。
この頃、京都のお寺では紗羅の花や紫陽花など、季節の花を目玉にした拝観客
増加戦略を立ている所が目立ちますが、地味なハンゲショウもその仲間入りを
し始めているようですね。