十五侯 虹始めてあらわる

雪の季節は過ぎ去り、しっとりとした雨が降ったあとには虹が現れる
ということらしいのですが
京都に住んでいて虹に出会うのは、北山時雨の降る初冬が多いように思います。
そんな時には賀茂川に架かる橋から北山を眺めると、
よく虹が架かっているのを見かけます。
英語ではRainbow と分かりやすいのに、漢字では虫偏が含まれているのは
中国では虹は龍が天を渡っているという言い伝えから来ているとのこと。
そんな大きな龍でも蛇などと同類に虫の仲間にされているんですね。
思いがけず、虹に出会った時の私の気持ちといえば、
なんだか良いことがありそうな気がして、励まされている気がします。
Everything 's gonna be alright というボブ・マーリーの歌の一節なんかが
思い浮かんだりします。


夕暮れ時の賀茂川から北山を望む