二十七侯 梅の実黄ばむ

梅雨という季節を表す言葉にも使われている梅ですが、
春に私達を楽しませてくれた花は、初夏には梅の実となって、
また恵みをもたらしてくれます。
自宅近くの猿の害に懲りた人が菜園に梅の樹を植えていました。
さすがの猿も青梅には手を出しません。
中毒性のある青酸配糖体(アミグダリン)を含んでいるという青い実も、
梅干しや梅酒、梅シロップなどに加工すれば食卓の楽しみとなります。
面倒臭がり屋の私はどちらかというと、手間のかかる梅干は敬遠して、
ただ蜂蜜に梅を漬けるだけの梅シロップばかり作っています。
赤ワインに少し梅シロップを足すと、サングリアの様な味わいになる事
を発見して、シロップがなくなるまで、このにせサングリアを飲み続け
ておりました。
自宅にある梅は20年以上前に植えた梅ですが、もともと盆栽であったのを
庭に降ろしてからは、花を毎年咲かせてくれます。